akariの日記

中国エンタメ、北京留学、中国政府奨学金など

コロナ規制緩和と外出した日々のこと

10月上旬に北京へ渡航し、大学敷地内(住んでいる宿舎も敷地内にある)からやっと外出できるようになったのは10月末頃だった。外出できると言っても、大学が作ったwechat内のプログラムで事前に時間や場所、使う交通機関などを入力して申請し、その許可が降りていないと学校の門にある改札みたいな場所も通れないというもの。

大学内に展示されていた、PCR検査をする大白dàbǎiの絵(全身防護服を着た人は大白dàbǎiと呼ばれた)。すごい微妙な気持ちになった。

 

学校からは極力外出するなと言われていたし、大学内でコロナ陽性が出た時は、今から再検査結果が出るまで全員宿舎から外出禁止、と突然知らされる日もあった。こんなSF映画みたいなことが現実にあるなんて。それでもとにかくスーパーに行きたかった。外国のスーパーが大好きだし、青やピンクの光に照らされ吊るされる生肉とか、調味料がズラーっと並ぶ様子を見たくて、スーパーでただただ歩き回る為だけに隙を見て外出するなど勝手に行動していた。

12/19 久々の外出で近くの大きいスーパーへ。肉のカーテン。

 

大きい道路脇に現れた野良椅子。

 

それが政府の規制緩和によって急激に外出しやすくなったのが12月中旬頃。PCR検査の陰性照明が反映された緑のQRコードをどこに入るにも見せないといけなかったのが、突然QRコード無しでも普通に入れるように。変化のスピード早すぎる。日本では体験したことないスピード感だった。普通に入れるようになっても、QRコードを出すアプリはまだしばらく使えていたが、それも数日でサービス終了となった。

 

12/20 別大学に同じタイミングで留学した親友と雲南料理の店へ。卵とジャスミンの花の炒め物を人生で初めて体験。そこまで花の香りは強くなく、ふわっと鼻を抜けるジャスミンと卵と優しい塩気のバランスが美味。大学の食堂は私には味が濃すぎて、久々に良い塩梅の味だった。

 

牛肉とミントの和え物。これも雲南料理でよく見る。ミントがお茶やパフェ以外の料理で使われるのが衝撃だったが、これがかなり合う組み合わせ。

 

12/22、2日後から外出申請無しで大学から自由に外出できると知らされる。クラブ遊びやライブが恋しくて、やっと行けるとはしゃいだ私に「でもちゃんと気をつけないといけないよ!!アルコール消毒と手洗いちゃんとして!!」と5歳下のネパール人のルームメイト。早速直近で行けそうなライブを探すと、以前見ていた番組に出ていた歌手が出るイベントを発見。しかも会場はずっと前から行きたかったDDCだ。すぐに友人の分もチケットを押さえ、行き方や他のアーティストをチェックするなど。ライブについてはまた次の記事で書きたい。こうして渡航後約2ヶ月経ってやっと楽しい北京生活が始まったのだった。