中国バンド紹介第1回:空气纸theairpaper
Chinese FootballやFaziなど、コロナ規制の緩和に伴って徐々に中国バンドも日本へ続々と来始めている最近。タイや台湾のインディーズバンドはここ数年かなり流行ってきている印象ですが、中国バンドの認知度はまだまだ低いような気がします。そもそも情報が少ないので、自分なりに好きなバンドやライブ情報などをここで記録していくことにしました。
中国バンドといえば北京無しでは語れません。実は北京はロックの街として有名で、他の都市に比べてバンドカルチャーがかなり盛ん。毎週末、いや平日でも北京の色々なライブハウスでイベントが行われます。
私はそもそもバンドや音楽ジャンルについて全然詳しくなく、北京留学で北京のライブハウスに通い詰めた結果今ハマっている身。上手く説明できない部分もありますが、興味持ってもらえたら嬉しいです~
今回紹介するのは7/28、29に来日イベントのある北京のポストパンクバンド、
空气纸theairpaper。
theairpaper
中国語名:空气纸kōngqìzhǐ(Spotifyなどでたまに空氣纸と表記される場合もあり)
2021年結成。ギターボーカル、ベース、ドラム、VJの4人組ポストパンクバンド。ダークな雰囲気と軽快な電子音の融合や、バンドとしては珍しい(個人的にはそう思う)VJのいる構成が特徴。
ボーカルのLiuyang(刘炀)は、2020年にバンドのサバイバルオーディション番組『The Coming One 4(明日之子乐团季)』に出演し、その後も中国の音楽系番組にたまに出演しています。私はこのThe Coming Oneがきっかけで彼らを知りました。(The Coming One4はめちゃくちゃ面白い番組なのでいつか改めて記事書きたい…)
LiuyangはソロでDJとしても活躍、北京にいる時はほぼ毎週どこかで彼のDJが聴けました。ハードテクノやガバを中心に、たまに中国の有名歌謡曲を原曲でかけるような感じもあり幅広いスタイル。
今月アルバム「Empty Room」が配信。こちらはリード曲LeftのMV↓
Joy DivisionやCanなどヨーロッパのバンドに影響を受けているそうで、「Empty Room」の前のアルバム「Smell」でもそのスタイルが聞き取れます。
Apple Music:
カラカラに乾燥し少し埃っぽい匂いが漂う北京の街。theairpaperのじわじわと漂うけむりに包み込まれ音に酔いしれるような演奏は、そんな北京の空気ごと楽しめるような体験でした。
昨日は久しぶりのDDCでした。theairpaper(空气纸)がじわじわフロアを盛り上げ、最後の方他のバンドのファンも飛び跳ねたしみんな思わず牛B!!!!って叫んでで超良いライブだった〜 pic.twitter.com/ikvt7LFm70
— Akari (@akari2u2) 2023年5月28日
北京で色々ライブ行って、空气纸のライブの没入感とじわじわ盛り上げるライブの上手さ凄いなと思ったんですよね…ビジュアルにもこだわっていて、VJも一緒にステージに上がるのも好き。これはこないだSchoolで見たライブ pic.twitter.com/jSGiHdXIY8
— Akari (@akari2u2) 2023年6月30日
演奏中VJがカメラをメンバーや客席に向け、フィルターかけた映像を後ろにライブで映すなど演奏以外にも視覚的に楽しめる演出も。
最初は心地良く音に乗りながら、知らず知らずのうちに音の渦に酔いしれ飛び跳ねてしまう。その没入感に毎回我を忘れて踊れます。
theairpaperついに来日!!!
そしてなんとtheairpaperの来日イベントが7/28、29日に東京で決定!
LiuyangによるDJもあります✅
■7月28日19:30〜 at 阿佐ヶ谷mogumogu
■7月29日16:00〜 at 高円寺DIG A HOLE
wechatのページで日本語の文章も上げてくれています、優しい!↓
東京であの北京のライブハウスの雰囲気を味わえるチャンス。楽しみです!!
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